映画と現場 備忘録

しゅ〜かつの逃げ場

『君は月夜に光り輝く』

北村匠海が目を赤くし、一筋涙を流す。
目線を変える。「うるさい」と囁く。
そのわずか数秒、一瞬で心を掴まれてしまう。
やっぱり彼の演技が好きだと君月をみて改めて思った。


3月になってから目まぐるしく過ごしていて、公開が終わり泣いた映画もたくさん。でも『君は月夜に光り輝く』は絶対に映画館で観たかった。北村匠海が好きだから。



たくちゃんの一挙一動、一言一句に目を耳を奪われてしまう。彼が出演している作品は、他にどれだけ好きな俳優が出演していても彼のことばかり見てしまう。出演作や役が毎度私に刺さってるの、世界が私に優しすぎるんじゃないかとまで思ってしまう。



彼がもし俳優を辞めてしまったら、きっと喪失感で生きていけなくなる。どこにでもいる普通の男の子を、普通に演じのけてしまう彼が怖いし、もし彼を知らないまま100年生きていたら…と思うともっと怖い。






脇を固める出演者も良かった…甲斐くんのロミオ、もっとみたかったな。松本穂香ちゃんがたくちゃんの姉役なのは解釈の一致すぎる。今田美桜様はあんなに可愛いのに報われない女の子役が多いの何でなんだろ。ミッチーに泣かされるとは思ってなかったな。スーツのミッチーは当たり前にかっこよかった。



永野芽郁ちゃん。見た目は明るくて元気なのに、本当は病気で余命幾ばくもなかったら、きっとこんな女の子なのだろうと普通に思えた。この普通にってところがすごい。まみずとたくや君の掛け合いを観るのは微笑ましく、切なかった。



セカオワがすごく良い、正しい使われ方をしていた。正しいって言うと語弊があるかもしれないけれど、曲自体はすごく良いのに、と思うことがたまにあるから。今回は大正解だった。劇中にミスチルhimawariってところもあ〜〜〜って感じ。月川翔監督×北村匠海がまた実現しますように。



写真が豊富でみてるだけで幸せなので全人類一度はみてほしい。




俳優オタクの目線で語ると、ビジュに関してはスーツのたくちゃん、ブレザーのたくちゃん、学校ジャージのたくちゃん、学ランのたくちゃん、ジュリエットのたくちゃん、これが全て観れてしまうなんてコスパが良すぎる。バッセンでホームラン打つたくちゃんに全世界が恋。IKEAデートたくちゃんは全私の夢だったのでにやけが止まらなかった。(『(500)日のサマー』が好きなので…) たくちゃんの「待て待て待て待て! 」をアラーム音にして毎朝起きたい(きもちわる)